日産ではクルマが使用済みとなった段階でも2次バッテリーは約70%~80%の残存容量を持っており、エネルギー貯蔵用として様々な用途への再利用が可能としています。
また既販車を含めた2次バッテリーの容量保証に関して、同社HPに「正常な使用条件において新車登録より5年もしくは走行距離10万kmまでのどちらか早い方にて、メーターのリチウムイオンバッテリー容量計が8セグメントになった場合、無償修理の対象として扱う」としています。
(出展 日産自動車)
EVの場合、航続距離に直結する2次バッテリー容量は現在も最大の課題ですが、一方でその他についてはエンジン車に対して何の遜色も無いどころか、メリットも多数存在。
先日もお伝えしたとおり、2017年以降に2次バッテリーの性能が大幅に向上するとの予測が既に広がっていることから、今後自動車メーカーは販売面への影響を踏まえ、既販車のバッテリーアップデート、いわゆる「レトロフィット」対応についても真剣に取組む必要性が出てきそうです。