本格SUV(スポーツ用多目的車)として若者を中心に人気の日産自動車「エクストレイル」。2013年12月に全面改良し、今年5月にハイブリッド車(HV)の「エクストレイル ハイブリッド」(280万4760円~)が追加された。高い走行性能に環境性能をプラスし、ホンダ「ヴェゼル」やトヨタ自動車「ハリアー」などと競争の激しい市場で生き残りを目指す。開発陣に投入の狙いや苦労した点を聞いた。
--エクストレイルの売りは
藤井真・日本商品企画部リージョナルプロダクトマネージャー「SUVは入れ替わりが激しいがエクストレイルは安定して販売できている。『タフギア』という言葉で表しているように、シーンを問わない走行性能や広い荷室などの使いやすいさ、(衝突被害を軽減する)エマージェンシーブレーキなど先進機能を満載している」
--HVを投入した狙いは
藤井氏「エクストレイルに新たな魅力をプラスした。エコカー減税対象になる燃費(ガソリン1リットルあたり20.0~20.6キロ)や余裕のある走り、高い静粛性を持たせている。日本市場はHVでないとショッピングリストに載らない。幅広いお客さまのリストに載る魅力的な車に仕上がったと思う」