《締めくくりはドライバーと参加者で楽しい食事会》
楽しい2日間はあっという間に過ぎた。すべてのプログラムを無事に終えると、最後は「富士レクサスカレッジ」に戻り、初日に行ったタイムトライアルの成績上位3名の表彰と、フレーム入りの記念写真がもらえる修了式が行われた。ちなみに成績優秀な3名には、プレゼントとして「LFA」のスケールモデルが贈呈された。その後、参加者とインストラクターのみなさんで楽しく語り合いながら食事会。サインをもらい、記念撮影をしながら、最後の貴重な時間を満喫した。荒選手と同じテーブルだったので、イベントを終えた感想を聞いてみた。
「助手席に座るのはぶっちゃけ怖いですけど、乗りながら指示できるので指導効果があります。感覚をつかんで自分の“センサー”を磨き、気がついたら上達しているのが好ましい。『LFA』や『RC F』も、乗ってもらわないとそのすごさは分からない」
このプログラムの価値は、荒選手のコメントに集約されている気がした。現役レーサーと会話しながら直接テクニックを学び、実践的でゲーム性もあるレッスンで腕を磨いてすぐに試す。そして、憧れのラグジュアリーマシンをサーキットで走らせるという“非日常体験”を満喫する。なるほど、レクサスのドライビングレッスンに全国から応募が殺到するわけだ。
そもそもレクサスがドライビングレッスンを開催する理由は何なのか。レクサスのブランドマネジメント部室長、沖野和雄氏はこう語る。
「このプログラムの目的はクルマの楽しさをもっと知ってもらうことです。そしてレクサスを好きになってほしい。サーキットで速く走るには非常に正確な動きが必要で、それが公道での安全運転にもつながると思うんです。第1回の応募数は約150通でした。今回は600通。イベントの魅力が拡散していると思うと大変嬉しい」
今回のイベントを終えて、参加者はどんなことを思ったのか-。「やっぱり一番楽しかったのは『LFA』での走行」「こんな経験はなかなかできない。13万円払う価値はある」「何気に応募したら偶然当選した。費用が高いから迷ったけど参加してよかった」「機会があれば、ぜひまた参加したい」など、好意的なコメントが多かった。参加者の誰もが存分に満足できるプログラム構成なのだ。中にはこんな意見もあった。「本当はもっと運転したかった。もう少しサーキットを全力で走りたかったなあ」。これには記者も同感だ。それだけレクサスでサーキットを走ることが、参加者全員にとって最高に楽しくて忘れられない体験(=AMAZING EXPERIENCE)だったという証だ。
※後日、ドライビングレッスンを豊富な写真で振り返る「フォト集」を、伊藤選手・コバライネン選手のインタビューと合わせて掲載する予定です。お楽しみに。
■インストラクター
伊藤大輔/ヘイキ・コバライネン/福山英朗/新田守男/水谷竜也/荒聖治/渋谷勉/勝田貴元(敬称略)