日本フードサービス協会が26日発表した2014年の外食産業市場動向調査によると、新規店を含む全店売上高は前年比0.2%減と3年ぶりに前年を下回った。
日本マクドナルドホールディングス(HD)の売上高が、中国の工場で期限切れ鶏肉の使用問題が発覚した7月以降、低迷したことが響いた。台風、豪雨といった夏場の天候不順も影響した。客数は2.9%減と2年連続のマイナス。
業態別の売上高では、ファストフードが2.1%減と2年連続で前年を下回った。マクドナルドの影響で「洋風」が7.0%減と大きく落ち込んだ。牛丼店など「和風」は5.4%増、「麺類」は5.6%増だった。
一方、パブレストラン・居酒屋は5.0%減。会社員や学生が外で集まって飲む機会が減っている。ファミリーレストランは3.2%増だった。