外食産業で価格見直しの動き 牛丼値上げ、ファミレス高品質・高価格 (1/2ページ)

2014.12.18 06:51

吉野家で牛丼などの価格改定。牛丼並盛は300円から380円へ値上げとなった=17日午後、東京都千代田区

吉野家で牛丼などの価格改定。牛丼並盛は300円から380円へ値上げとなった=17日午後、東京都千代田区【拡大】

 円安や原材料高が進む中、外食産業で価格見直しの動きが広がり始めた。牛丼大手の吉野家は17日、並盛を税込み380円へと80円値上げ。松屋もこれに先立ち、従来より90円高い380円の「プレミアム牛めし」を発売し、実質的に値上げしている。一方、ファミリーレストランは、高品質で価格が高めのメニューを投入。4月の消費増税後に強まっている、「納得いくものにはお金を使う」という消費傾向をとらえるのが狙いだ。

 東京都千代田区の吉野家有楽町店。値上げされる午後3時の10分ほど前から、店頭で価格表示の張り替え作業が始まった。来店した中央区の飲食業の男性(48)は「値上げ後の価格はちょっと高い。週2回くらい吉野家で食べていたが、回数が減るかも」と話していた。

 吉野家は今回、牛丼や牛カルビ丼などを30~120円値上げした。材料である米産牛肉の需給が、干魃(かんばつ)の影響などで逼迫(ひっぱく)して急騰し、企業努力で吸収できなくなったからだ。

松屋も7月、380円の「プレミアム牛めし」を投入

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