すき家、今季の「牛すき鍋定食」は154円値上げ 加熱は客まかせで店員の作業軽減

2014.11.18 19:40

すき家が再び投入する牛すき鍋定食=18日、東京都港区

すき家が再び投入する牛すき鍋定食=18日、東京都港区【拡大】

 牛丼チェーン「すき家」は18日、今春に販売した「牛すき鍋定食」を、今月27日から全国約1800店舗で販売再開すると発表した。価格は税込み734円と、前回より154円の値上げをした。肉や野菜を約30%増量して食べごたえを高めたが、一方で原材料費が上昇しているため、値上げ幅が大きくなった。都市部の店では、早朝から昼間にかけては提供しない。

 「牛すき鍋定食」は、客自身がコンロで加熱し、甘辛い割下で肉や野菜を煮込んで食べる商品。2、3月に販売したとき、利用者の評判は良かったものの、従業員にとっては、店で提供するまでの作業が煩雑で大きな負担になり、同社独自の一人勤務体制「ワンオペ」をやめるきっかけにもなった。

 今回は、豆腐やハクサイ、タマネギなど、肉以外の具材をあらかじめ生産工場でパックして店に届け、店員による仕込み作業の負担を軽くした。この結果、「仕込み時間を9割減らすことができた」(同社)という。

 牛丼チェーンの鍋メニューをめぐっては、吉野家が10月29日から「牛すき鍋膳」の第2弾を再投入。牛肉の価格高騰を受け、価格は並盛が630円と、昨年の発売時より50円、ことし4月の価格改定後と比べても40円高くなっている。

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