8月から全国3135ある全店舗で完全禁煙を実施したマクドナルド。たばこを吸わない人やファミリー層などから歓迎される一方、喫煙者が多いビジネス街にある店舗のマネージャーからは顧客流出を嘆く声も。「たばこを吸うためにファストフードを利用」「禁煙だった場合は他の店を探す」―。喫煙者の傾向を裏付ける民間調査会社の調査結果も出た。
調査会社ネオマーケティングは首都圏(1都3県)在住の20~60歳代までの喫煙する男女500人(男250人、女250人)を対象に「ファストフード店での居心地調査」をインターネットで実施した。調査期間は全店禁煙実施後の8月12~18日。
調査結果によると、ファストフード店に望むこととして「喫煙スペース」を53.4%が挙げ、店に行く理由は50.6%が「たばこを吸うため」。さらに「たばこが吸いたい時、入店した店が禁煙だった場合どうしますか」という問いには49.2%が「その店はあきらめて喫煙できる店に行く」とした。