2015.1.8 06:45
商品への異物混入が相次ぐ日本マクドナルドは7日、昨年12月に福島県内の店舗で販売したデザート「サンデーチョコレート」にプラスチック片が混入し、子供が口を切るけがをしていたことを発表した。この日、東京都新宿区で開いた記者会見で、昨年8月に大阪府内の店舗で販売したフライドポテトから人の歯が見つかったことも明らかにし、「多大なるご心配、ご迷惑をおかけしたことを深くおわびする」と謝罪した。
昨年12月と今月、チキンナゲットからビニール片のような異物が見つかっているが、日本マクドナルドは一連の問題を公表していなかった。
これまで4件の問題を公表していなかったことについて、日本マクドナルドホールディングス(HD)の青木岳彦上席執行役員は「事象を突き止め、お客さまに説明することで責任を果たしている」と説明。問題の拡大や健康被害が想定されず「公表の必要性はなかった」とした。
サンデーへの混入の原因は、機械の組み立てミスによる部品破損と判明。しかし、残る3件については明らかになっておらず、今月3日に青森県内の店舗で購入されたチキンナゲットは製造過程での混入が疑われている。会見でチキンナゲットの製造・販売を中止しない方針を示したが、経営への影響については明言を避けた。