ジャパネットの高田社長退任、後任に長男 HD体制で事業強化へ (1/2ページ)

2015.1.17 05:59

新しい企業ロゴを紹介するジャパネットホールディングスの高田旭人社長(左)とジャパネットたかたの創業者の高田明氏=16日、東京都港区

新しい企業ロゴを紹介するジャパネットホールディングスの高田旭人社長(左)とジャパネットたかたの創業者の高田明氏=16日、東京都港区【拡大】

 通販大手ジャパネットたかた(長崎県佐世保市)は16日、同日付で、新たに発足したジャパネットホールディングス(HD)がジャパネットたかたを含む5子会社を傘下におさめる新体制をスタートさせたと発表した。同日付で創業者の高田明氏が社長を退任し、長男で副社長だった高田旭人氏がHD社長に就いた。通販番組に自ら出演するカリスマ経営者の引退の影響を体制強化によって最小限に抑える考えだ。

 新体制ではコールセンター、物流、保守サービス、広告・番組制作の各専門子会社が、通販のジャパネットたかたをサポート。HDはグループ連携や経営立案などを担当する。

 旭人氏はこの日の会見で「ジャパネットはお客さま目線で、隠れたいいものを紹介し販売してきた。このやり方を継承し、さらに素早いアフターサービスなどを専門会社で手がけることで顧客満足度を引き上げる」と語った。2015年12月期は、売上高を1650億円と前期から7%程度増やす方針を説明した。

1986年にカメラ店を開業した明氏

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