デベロッパー各社、マンション建て替え事業強化 改正円滑化法追い風 (3/5ページ)

2015.1.13 06:50

 また数百戸レベルの大型物件を対象とした受注体制も拡充。「営業要員を増やすことで対応する考え」(松本氏)だ。

 旭化成不動産レジデンス(東京都新宿区)はすでに20件の実績を残しているが、今後9~10年間で80件の着工を目指す。このため担当人員を倍増。東京と大阪だけでなく名古屋、福岡などでの展開も検討する。また1月には東京都文京区にショールーム「アトラスコレクション」を開設。マンション管理組合向けの建て替えセミナーも開く。

 マンション建設最大手の長谷工コーポレーションは、建て替えも国内最多の実績を誇る。昨年4月には総合窓口となる「マンション再生事業部」を新設。管理組合向けセミナーなどを通じて総合的な提案に力を入れており、建て替えを重点事業の一つと位置づける。

 試される提案力

 国土交通省によると、既存マンションは13年末で約601万戸。このうち建て替え適齢期といわれる築40年を超した物件は44万戸。10年後には3倍強の140万戸に膨らむ見通しだ。

これまでは住民の合意形成が難しく、建て替えが進まなかった

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