【ラスベガス=高橋寛次】米ソニー・ピクチャーズエンタティンメント(SPE)が北朝鮮を題材に制作したコメディー映画「ザ・インタビュー」をめぐる問題について、親会社ソニーの平井一夫社長は6日(現地時間5日)、「サイバー攻撃に耐えたSPEの従業員を誇りに思う」などと述べた。平井社長が公式の場でこの問題に言及したのは初めて。
従業員に関しては、「不運にもサイバー攻撃の脅威にさらされたが、よく耐えてくれた」と賞賛。「公開を可能にしてくれた人々、特に映画を観て行ってくれた人に深く感謝する」とも話した。ソニーはいったん、映画の公開中止を決めながら、その後、オバマ大統領が「公開すべきだ」と表明したことなどを受けて一転、公開に踏み切った。
7日(同6日)に開幕する世界最大級の家電展示会「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」の報道関係者向け説明会の冒頭で述べた。