ローカル「水間鉄道」生き残りへあの手この手 市が肩入れする理由とは? (3/6ページ)

2014.12.28 17:15

経営難からの再生を目指す水間鉄道=大阪府貝塚市

経営難からの再生を目指す水間鉄道=大阪府貝塚市【拡大】

  • 利用者増に向けて発売された「プレミアム1dayチケット」
  • 水間鉄道再生のPTを統括する波多野真樹副市長

 水間鉄道は大正14(1925)年に開業。15年に全線が開通した。

 水間観音として親しまれる天台宗別格本山・水間寺への参詣路線として知られるほか、沿線住民からも水鉄(すいてつ)の愛称で親しまれ、通勤・通学に利用されてきた。

 全盛期の昭和40~50年代には年間400万人が利用。約20億円の利益をあげたこともある。

 しかし、バブル期の過剰な不動産投資に加え、少子・高齢化などで利用者も減り、経営は急速に悪化。平成17年には多額の負債を抱えて会社更生法の適用を申請。事実上、倒産した。

 外食チェーン大手のグルメ杵屋の支援を受け、再建を進めた結果、翌18年に会社更生計画が終結。新生会社として新たな出発を果たした。

知恵を絞っているが、経営環境は厳しいままだ

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