松屋も7月、380円の「プレミアム牛めし」を投入。すき家は8月、牛丼並盛りを270円から291円に引き上げており、今後、ほかの2社と同じ水準までの再値上げに踏み切るか注目されている。
一方、ファミレスには、高品質・高価格のメニューを打ち出すところも出てきた。ロイヤルホストは今月10日から、冬のフェアとして、米農務省の認定を受けたサーロインステーキなど高品質メニューを複数投入。一番人気のカニピラフ、ステーキなどのセットメニューは税抜き2354円と、平均客単価を上回る商品という。ジョナサンも、カナダ産オマールえびのフェアを、18日から開始。円安は「企業努力で吸収し、価格に上乗せしていない」が、主力メニューは税抜き1199円と平均客単価より「少し高め」。好転の兆しも出てきた利用客の消費傾向を確実につかまえる考えだ。