【開発物語】布団クリーナー「レイコップＲＳ」　梅雨に悩む日本人の声を反映 (7/7ページ)

　当時を思うと、花粉の季節や梅雨といった一定の時期だけではなく、地域によってはほぼ通年でレイコップが役に立つケースもありそうだ。アレルギー持ちの妻にレイコップのことを聞くと、「前から興味があった」という。アレルギー保有者の間での認知度はそう低くない。

　市場環境は悪くなく、人気に火がつき普及が加速してもよさそうな状況だが、そこまでには至っていない。値段が高いからだ。数千円で販売されるものもある布団乾燥機に比べると、３万円のレイコップはすぐには手が出せない。「一家に一台」を目指すには、機能を省き、価格を抑えた値ごろ感のある入門機も不可欠といえそうだ。（佐藤克史）

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　≪ＫＥＹ　ＷＯＲＤ≫

　■レイコップＲＳ

　機能拡充により布団のハウスダスト除去能力が大幅に向上した。ＲＳを３分間使用した際のハウスダストの残存率は、９．８％以下にまで低下する。５分間の使用で１４．６％だった従来機種に比べると、短い時間でより多くのハウスダストを吸収できるようになった。カラーはパールホワイトとスタイリッシュブラウンの２色がある。希望小売価格は３万６５０円。

●＝恵の心を日に