ローソンは16日、小麦の外皮を使う独自商品「ブランパン」の製法を刷新、糖質を従来の3分の2に抑えて20日に発売すると発表した。米ぬかを生地に配合することで、ふんわりした食感に向上させた。「ブランパン2個入り」(税込125円)やサンドイッチ、菓子パンなど計15品目を売り出す。
糖質はロールパンの場合、一般的なパンの約16%にまでカットした。
ブランパンは鳥越製粉と共同開発、2012年6月に発売した。ダイエット意識が強い女性客にとどまらず、購入者の4割は男性が占める。会員カード「ポンタ」の直近のデータ分析では、定期購入者は70万人と昨年4月より30万人増えた。
シリーズ累計販売数は3500万個。玉塚元一社長は「競合品がなく、これを目当てにローソンへ来て頂ける『マグネット商品』だ。ニーズをさらに深掘りしたい」と会見で説明。14年2月期には60億円だった売上高は今期に100億円、3年後に250億円を目指す。