パナやシャープ、昔ながらの「タテ型洗濯機」で新興国市場を攻略 (3/3ページ)

2014.4.22 12:44

パナソニックの歴代の縦型洗濯機(一番奥が新製品)=大阪市北区

パナソニックの歴代の縦型洗濯機(一番奥が新製品)=大阪市北区【拡大】

 先進国の中で、日本は設置スペースの問題に加え、天日干しを好むなどの特殊な事情があり、台数でいまだに縦型が8割を占める。このため、日本や今後成長が期待される新興国市場を攻略するには縦型の展開が欠かせない。

 もともと白物家電は日本メーカーの得意分野だったが、パナソニックの洗濯機の世界販売台数は2013年度で約500万台と、シェアは5位前後。1千万台規模を販売し、トップを争う中国ハイアールや韓国LG電子の半分程度にとどまる。

 パナソニックは平成30年度に連結売上高10兆円を目標に掲げ、家電の売上高で2兆円を計画する。なかでも洗濯機は主力製品で、縦型を充実させ、30年度に1千万台を販売し、世界トップグループ入りすることを目指している。

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