シャープ、中国企業にIGZO大量供給 100億円規模の黒字確保へ (1/2ページ)

2014.1.29 13:34

シャープ本社=大阪市阿倍野区(本社ヘリから)

シャープ本社=大阪市阿倍野区(本社ヘリから)【拡大】

 経営再建中のシャープが、低消費電力で高精細な液晶パネル「IGZO」を、中国のスマートフォン(高機能携帯電話)新興メーカー、北京小米科技(シャオミ)から大量受注していることが29日、分かった。月産で100万台程度とみられる。テレビより利益率の高いスマホなどの中小型パネルの安定受注により、業績は回復基調。平成25年4~12月期連結決算で最終利益は3年ぶりに黒字を確保し、100億円規模になる見通しだ。

 受注は昨年後半からで、亀山第2工場(三重県亀山市)で生産。小米からの受注は、米アップルのiPadミニと並ぶ大型案件となる。

 小米は「中国のジョブズ」と呼ばれる雷軍氏が率いる2010年創業の新興メーカーで、ロイター通信によると昨年のスマホ販売台数は前年比6割増の1870万台、売上高は5割増の316億元(52億2000万ドル)。小米や華為技術(ファーウェイ)など、急成長する中国のスマホメーカーは近年、高機能機種の品ぞろえ強化のため、シャープやソニーなどの日本製部品調達を増やしている。

中国メーカーへの打診を進めてきた

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