2014.4.20 08:22
カプコンのプレイステーション4向けゲーム「ディープダウン」のゲーム画面(?CAPCOMCO.,LTD.ALLRIGHTSRESERVED.)【拡大】
一方、売上高については、モンハン4の販売本数が計画を大幅に上回ったことから、当初予想より45億円多い1015億円に修正し、初めて1千億円を突破する見込みに。良くも悪くも、「モンハン頼み」が、より鮮明になった格好だ。
なぜ?PS4ではなくXBox Oneに新作…
一方、カプコンの抱える問題は、スマホ向けゲームだけとはいえなくなっている。ゲーマーから熱い支持を受け、欧米を中心に大ヒットしているPS4向けのゲーム開発が遅れているからだ。
現在、カプコンはPS4向けではダウンロード専売のソフトを1本配信しただけ。ファンが期待する大作ソフトは、いまだに発売されていない。発売予定のソフトも基本プレー無料の「ディープダウン」(配信時期未定)のみだ。
辻本春弘社長は、「基本プレー無料はスマホ向けで主流のスタイルだが、ゲーム専用機でもビジネスとして成功している例があるので、チャレンジしたい」と強調する。カプコンは完成度に自信を持っているが、課金のシステム次第ではファンが望むゲームと一致しない可能性もある。