ゲーム雑誌「ファミ通」を発行するKADOKAWAエンターブレインブランドカンパニーは4日、2013年度の家庭用ゲームの国内市場規模が前年度比8.1%減の4113億円だったと発表した。前年度を下回るのは2年ぶり。
ゲーム機の新製品がソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の「プレイステーション(PS)4」だけで、発売時期も年度終盤の今年2月だったほか、ソフトの発売も少なかったためとみられる。
内訳は、ゲーム機が10.6%減の1598億円、ソフトが6.4%減の2514億円。ソフトの販売首位は携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」用の「ポケットモンスターX・Y」(推定432万本)で、2位が「モンスターハンター4」(同342万本)だった。
14年度の国内市場はPS4の普及に加え、秋に米マイクロソフトのゲーム機「Xbox One」の発売が予定されており、再びプラスに転じる可能性もある。