ソニー「創業の地」にもメス リストラ加速“ソニー村”の面影失う (1/2ページ)

2014.3.1 07:53

 ソニーが創業の地である御殿山地区(東京都品川区)の旧本社ビルなどを売却することが28日、分かった。

 同社は2014年3月期に1100億円の連結最終赤字に転落する見通し。パソコン事業撤退やテレビ事業の分社に続き、ソニー全盛期の象徴ともいえる御殿山地区にメスを入れることで、リストラを急ピッチで進めたい考え。

 旧本社の「NSビル」などを手放す。業績回復に向けた事業構成の再編や資産整理の一環で、売却額は百数十億円になるとみられている。

 現在勤務する医療関連事業の従業員約1000人は順次、JR品川駅近くの現本社ビル(港区)に移る。売却後は同社の代表的な商品が展示されている「ソニー歴史資料館」が残るだけで、かつて「ソニー村」と呼ばれた面影は失われることになる。

 ソニーは1946年、東京通信工業として東京・日本橋で設立、翌47年に御殿山地区に移転した。ラジオやテレビ、携帯音楽プレーヤー「ウォークマン」を世に送り出した創業の地と位置づけられている。一時は6000人以上が働いていたが、07年の本社移転に伴い、半分以上の施設を売却していた。

現在の優先課題は、本業の電機部門の営業黒字化

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