【回顧・激動経済】
ガンホー・オンライン・エンターテイメントのスマートフォン(高機能携帯電話)向けゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」の勢いが止まらない。今月18日、国内ダウンロード数が2200万件を突破。昨年末時点の600万件から、この1年間で4倍近くに伸びた。
4月には同社の時価総額が一時1兆円を超えた。「長期的に人気を得るブランドに育てたい」。ガンホーの森下一喜社長兼最高経営責任者(CEO)はパズドラの今後についてこう思い描く。その手の内が少しずつ見えてきた。
今月12日には、任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」向けに「パズドラZ」を発売。ゲーム雑誌「ファミ通」を発行するKADOKAWAエンターブレインブランドカンパニーの推計では、パズドラZは発売から4日間で53万本超が売れ、滑り出しは順調だ。