日本のプラズマ技術はどこへ? 篠田プラズマ事業停止、パナソニック撤退 (3/5ページ)

2013.12.31 11:00

新しいディスプレーを説明する篠田傳社長=3月26日、神戸市中央区

新しいディスプレーを説明する篠田傳社長=3月26日、神戸市中央区【拡大】

 番組は、篠田氏の半生を紹介しながらPDPの開発・実用化に携わり、成し遂げた軌跡を紹介した。

 大学時代にプラズマディスプレーの基礎研究に取り組む研究室に所属し、富士通に入社してからもPDP研究を継続。ただ、モノクロのPDP研究を終えたあと、命じられた研究テーマは無機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)。どうしてもカラーPDPを研究したい一心で、就業時間外でフルカラーのPDP試作機を手がけた。

 さらに、急性肝炎や富士通研究所のPDP研究打ち切りなど困難を乗り越え、平成4年に大阪で開かれたエレクトロニクスショーでフルカラーPDP公開に成功するまでの成功秘話が描かれた。

 技術はどこへ

 篠田プラズマの設立から8年。薄さ1ミリで折り曲げも可能なフィルム型のPTAは「SHiPLA(シプラ)として商標を登録し、関西国際空港や兵庫県立美術館に設置されるなど注目を集めてきた。

プラズマテレビを本格的に自社生産する国内メーカーはなくなる

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