過酷な「玉入れ」でストレス発散 パナソニックの健康増進策 (1/3ページ)

2013.10.16 06:00

健康増進と職場の一体感増勢のため玉入れに取り組むパナソニックグループ社員(パナソニック提供)

健康増進と職場の一体感増勢のため玉入れに取り組むパナソニックグループ社員(パナソニック提供)【拡大】

 パナソニックが福利厚生に「玉入れ」を取り入れ、社員の健康づくりと職場のコミュニケーション向上に成果を上げている。運動会で児童が籠をめがけて玉をほうり投げるほほえましい光景が思い浮かぶが、同社が導入しているのは「全日本玉入れ協会(AJTA)」という競技団体がルールを定める、れっきとしたスポーツだ。全身が筋肉痛になるほどのハードさの半面、ストレス発散に最適だという。

 健康増進にみんなを巻き込め

 AJTAのルールによると、競技玉入れ(アジャタ)は籠の高さが4・12メートル。6人1チームで100個の玉をすべて入れるまでの時間を競う。これまでの最速記録は9・12秒だという。

 パナソニックは現在、創立100年にあたる平成30(2018)年までの8カ年計画で、がんとメタボリックシンドローム、メンタルヘルス、ロコモティブシンドローム(運動器不安定症)、歯の病を5つの重点疾患に指定。社員に対し生活習慣の改善とコミュニケーション向上、健康診断の受診の3方向から予防を呼びかけている。

そこで目を付けたのがアジャタだった

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