トヨタ自動車は14日、中国江蘇省にハイブリッド車(HV)の電池生産を手がける合弁会社を設立したと発表した。総投資額は約24億円で、トヨタはグループ会社を含め50%を出資。トヨタ単体の出資比率は35%。2015年中の稼働を目指す。
会社名は「新中源トヨタエナジーシステム」で、年産能力は約11万基。従業員は約70人を予定している。HVの基幹部品である電池を現地生産することで関税の解消やコストダウンによる価格競争力の向上を図る。
トヨタは中国で、部品を輸出して現地で組み立てるノックダウン方式で05年12月から「プリウス」を生産。09年4月から11年11月まで中断していたが、同12月から再開した。この間に、「カムリHV」の生産も10年3月から行っている。