日産自動車は11日、主力のスポーツセダン「スカイライン」を7年ぶりに全面改良し、2014年2月末に発売すると発表した。
13代目となる新型はシリーズ初のハイブリッド車(HV)。国内のセダン市場が停滞するなか、先端技術を詰め込むとともに海外専用の高級車ブランド「インフィニティ」のマークを車体前面に取り付け、輸入高級車と互角に戦えるプレミアムセダンとして売り出す。
価格は449万~553万円で、最上級グレードは従来モデルよりも80万円程度高い。月間販売目標台数は200台。この日の発表会で西川広人副社長は「80周年を今年迎える日産で最も長い歴史を持つブランド。最新技術を余すところなく投入した」と強調した。
排気量3500ccのエンジンと電気モーターを組み合わせた独自のHVシステムは高い加速性能を持ち、燃費性能は最高でガソリン1リットル当たり18.4キロ。