米小売り大手のウォルマートや、「レイバン」などの有名ブランドを抱える伊ルクソティカなどがひしめき合う米国だが、販売価格は100ドル以上の商品がほとんど。
これに対し、低価格・高品質で消費者の支持を得てきたジェイアイエヌは「49.9ドルで勝負でき、品質でも上回る」(田中社長)と勝ち残りに自信をみせる。受け渡しまでの時間も、1台でレンズのカットや研磨をこなす最新の自動加工機を導入し、ライバルが1週間程度のところを最短15分に抑えるつもりだ。
米国市場は日本の5倍近い約1兆9000億円と桁違いに大きい。田中社長は「某SPAは米国事業が赤字なのになぜ続けるのか」と、経営の師と仰ぐ柳井正会長兼社長率いるファーストリテイリングを引き合いに出し、世界制覇の達成には米国攻略が欠かせないことを強調した。
海外では、現在18店舗を運営する中国でも来春までに10店舗以上増やす計画だ。