盛り上がり欠くEV、充電普及に温度差 トヨタとホンダの本命は燃料電池車 (2/5ページ)

2013.8.27 06:00

自動車4社の充電スタンドをめぐる連携内容

自動車4社の充電スタンドをめぐる連携内容【拡大】

 EVも昨年8月から「フィットEV」を発売している。同社は、1980年代後半から技術開発に取り組み、96年に「EVプラス」を発表するなど歴史は古く、技術の蓄積も多い。フィットEVのフル充電での走行距離は225キロと、日産が「リーフ」を今年1月に一部改良する前までは走行距離を25キロ上回っていた。

 ただし、ホンダはアコードPHV、フィットEVとも一般販売はしておらず、自治体や企業向けにリース販売しているのみ。アコードPHVについては年末にも市販化すると取り沙汰されているが、あくまでも個人向けリース販売にとどまるもようだ。

 「充電インフラ設備が整っておらず、普及が難しかったが、今回の連携で新しい戦略が描ける」(ホンダ関係者)と話すが、額面通りに受け取る関係者は皆無。伊東孝紳社長が「燃料電池車の普及までは間違いなくHV(ハイブリッド車)が主流だ」と語る通り、燃料電池車の開発に照準を合わせた動きを加速させており、7月には米ゼネラル・モーターズ(GM)との提携を発表した。

トヨタにとっても、状況は同じだ

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