持続可能な農業にも取り組む。肥料にはコーヒー豆を取り出した後の果肉に落ち葉などを混ぜたものを使用。農薬も減らし、「現在はほとんど使用していない」(同)。元のジャングルに自生していた木を戻すなど「極めて自然に近い状態」(同)にし、レインフォレスト・アライアンスなど国際的な自然保護団体から認証も得た。
今後3~5年で世界ブランド
「品質を上げるために研究に研究を重ねてきた」(トアルコ・ジャヤの渡辺隆生産担当取締役)という取り組みは、収穫後の精選工程でも徹底している。摘んだコーヒーの実は機械で果肉をはがし、ぬめりがなくなるまで水でよく洗う。水洗した豆は天日または日本から導入した大型乾燥機で乾燥させ、含水率を最適とされる10.5%に統一する。