「らくらくスマホ」は怖くない　富士通が本気で作ったタッチパネル (5/5ページ)

　富士通は６月、らくらくスマホをフランスで展開する。富士通のスマホにとって初の海外展開で、現地の初心者向けスマホとして販売される。日本で受け入れられたコンセプトやサービスを変えずに、世界の初心者に新しい価値を届ける狙いだ。

　「国内外でらくらくスマホを続けていくため、これからも完成度を高める。使いやすさ、よりよいものを早く届けたい」。上原氏ら開発チームは、すでに次の改良・開発を見据えている。

　「らくらくホン」と「らくらくスマートフォン」　ＮＴＴドコモが販売する富士通製の携帯電話。高齢者らをターゲットに、画面表示やボタンを大きくするなど使いやすさを追求し、機能も通話やメールなど基本的なものにしぼった。平成１３年に従来型携帯電話の「らくらくホン」を発売。２４年６月までに「らくらくホン」シリーズの累計販売台数は２１００万台に達した。