「らくらくスマホ」は怖くない 富士通が本気で作ったタッチパネル (1/5ページ)

2013.4.28 18:02

富士通の「らくらくスマートフォン」

富士通の「らくらくスマートフォン」【拡大】

  • ミスを防ぐため大きな文字やアイコンを配置した「らくらくスマホ」の操作画面
  • 上原恵次さん(前列中央)、熊沢剛さん(同左から2番目)ら「らくらくスマートフォン」の開発に携わったメンバー

 富士通が平成24年8月にNTTドコモから発売した初心者向けスマートフォン(高機能携帯電話)「らくらくスマートフォン」が高齢者らに好評だ。

 ボタンのような感覚で操作できるタッチパネルやひと目で分かる画面表示など、初めてスマホを手に取るユーザーが安心して使える機能が受け入れられた。

 らくらくスマホのプロジェクトが立ち上がったのは23年春。その3年前には米アップルの「iPhone(アイフォーン)」が登場し、スマホ市場が成長の兆しを見せていた。

 富士通は従来型携帯電話で初心者向けの「らくらくホン」シリーズを展開しており、13年の発売以来2100万台を売り上げた。「スマホにも“らくらく”を、というニーズがあるはずだ」との声が社内から上がった。

 「まず取り組んだのは市場調査だった」。開発を担当したユビキタスビジネス戦略本部の上原恵次氏は語る。事前の調査で、らくらくホン利用者の4割がスマホへの乗り換えを希望していたことは分かっていた。

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