14年3月期は売上高が前期比2.3%減の3兆円、営業利益は12.8%減の1000億円、最終利益は34.3%減の200億円と減収減益を見込む。携帯電話の販売代理店事業を手掛けるグループ企業を売却し、連結対象から外れることが響く。
16年3月期までの中期経営計画では社会インフラやネットワーク事業などに軸足を置き、売上高を3兆2000億円に高める。さらにアジアを中心とする新興国や途上国で拡販を図り、「海外展開の足がかりを作ることに注力」(遠藤信博社長)。
現在は16%の海外売上高比率を23%に引き上げたい考えだ。また、自己資本利益比率を10%(13年3月末現在で4.5%)に引き上げる目標も掲げた。