帝人は、自社のバイオ由来ポリエステル繊維「PLANTPET(プラントペット)」を、日産自動車がマイナーチェンジして11月に発売した電気自動車「リーフ」の内装材に納入した。量産車の内装材として採用されるのは初めて。
プラントペットが採用されたのは、シートと車室内に使用される内張りの表皮材。この内装材は、帝人と自動車向けシート事業を展開するスミノエテイジンテクノ、日産が共同開発した。
石油由来のポリエステル繊維を用いた場合に比べ、化石資源の消費抑制や温室効果ガスの削減に貢献できる。プラントペットは、ポリエステル樹脂の構成成分の一部をサトウキビの成分に置き換えた素材という。