【クルマ人】マツダ「デミオEV」の完成度自負 クラス最高の電費性能と走る喜び (1/4ページ)

2012.11.4 07:00

 マツダのコンパクトカー「デミオ」のラインナップに、新しく電気自動車(EV)がお目見えした。市販はせず、自治体や企業向けに100台をリースして走行データなどを集める狙いだが、「クラス最高の電費性能」や「ベース車の良さを変えない」ことにこだわって作り込んだという。開発責任者の藤中充・商品本部プロジェクトマネージャーにアピール点を詳しく聞いた。

 --開発で重視したポイントは?

 「リチウムイオン電池の配置方法を工夫し、室内空間の広さをベース車と変えないことにこだわった。具体的には、電池を『薄く広く』床下に敷き詰めるレイアウトをとることで、全長や全幅などは変えずに、最低地上高だけを15ミリ上げた。『デミオ』が持っている良さを損なわなず、『マツダらしいEV』を作れたと自負している」

 --電池の配置が走行性能にも関係しそうだ

 「アルミ素材で軽量化はしたものの、それでも重量がかさむ電池を床下に置いたことで、ボディー剛性がかなり向上している。重量配分も『前輪65・後輪35』から『60・40』へ若干変化した。ベース車より重心が低く、少し後ろ寄りになったことで、運転中にコーナリングの軽快さが増したのを感じてもらえるはずだ」

フル充電1回当たり200キロの航続距離を達成するのが最低限の目標

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