新興市場が活況 個人投資家の買い旺盛、NISAも下支え
更新東証マザーズ、ジャスダックの新興市場が活況で、株価も堅調に推移している。日経平均株価が大幅下落した24日も、マザーズ上場企業の値動きを示す指数はプラスを確保。日経ジャスダック平均株価は今週、7年ぶりの高値をつけた。新興市場では個人投資家が売買代金の7割を占めており、昨年末の証券優遇税制廃止前に株などを売って利益を確定した個人が投資を再開。今月始まった少額投資非課税制度(NISA)の利用も下支えしているようだ。
マザーズ指数は今月20日、昨年5月以来の1000を回復。24日も前日比6.44ポイント上昇し、1021.90で終えた。スマートフォン(高機能携帯電話)向けに人気ゲーム「ドラゴンクエスト」の新作の配信を始めたサイバーエージェントが一時、15%上昇したことなどが支えた。
スマホ向けゲーム大手、コロプラは今年に入り約4割上昇。売買代金も大きく膨らみ、23日には1366億円と、1部銘柄を抑えて東証最大だった。原発再稼働が争点の一つになっている東京都知事選を材料に、省エネ管理システムのエナリスも2割近く値上がりした。