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経団連次期会長の榊原氏は「基本的な考え方を共有」 茂木経産相が会見で
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榊原定征・東レ会長 茂木敏充経産相は10日午前の閣議後会見で、経団連が6月で退任する米倉弘昌会長の後任として起用することを決めた東レの榊原定征会長について「経済の好循環実現に向けた基本的な考え方をわれわれと共有している」と評価した。
茂木経産相は「経済の好循環を実現してアベノミクスの効果を全国津々浦々に波及させて行く上で、経済界の代表である経団連の果たす役割は極めて大きい」と指摘。その上で、榊原氏について「非常に経営手腕の優れた方。政府の産業競争力会議の民間議員としても活躍を頂いている」と強調した。
一方、死者5人と負傷者12人を出した三菱マテリアル四日市工場の爆発事故に対し「このような事故が発生したことは極めて遺憾」と述べた。その上で、三菱マテリアルに対し、警察・消防への捜査協力や、自社による原因究明、再発防止策の早期策定などを9日に指示したことを明らかにした。