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【野口裕之の軍事情勢】金満中国のバブル艦隊がうたかたの夢に終わる幸せ

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【野口裕之の軍事情勢】金満中国のバブル艦隊がうたかたの夢に終わる幸せ

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 腐敗はもはや、中国にとり戦略上の損害と言って差し支えないが、戦術面でも「平成の神風」に期待したい。空母は、艦上機の離着艦を最適にすべく、風を求めて針路を変える。空母の「都合」に合わせ、随伴艦は千変万化の高度な操艦技術が要求される。米海軍でさえ1975年、空母と巡洋艦が衝突し死傷者を出している。中国戦史上、パニックに陥った揚げ句の同士討は珍しくもないが、空母と随伴艦が衝突する「自滅」シナリオは目の前の現実に映る。

 ところで習氏は、汚職摘発に地位の上下はないとして13年「虎もハエも同時にたたく」と公言した。見逃してもらえれば腐敗はさらに広がり近隣諸国の幸せを呼ぶが、たたくのなら徹底・完遂を請う。中国軍の兵力がどれだけゼロに近付くか、楽しみが増えるというものだ。

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