SankeiBiz for mobile

メーンキャストをブートキャンプに参加させ、訓練を積ませた ニール・バーガー監督 映画「ダイバージェント」

ニュースカテゴリ:EX CONTENTSのエンタメ

メーンキャストをブートキャンプに参加させ、訓練を積ませた ニール・バーガー監督 映画「ダイバージェント」

更新

 近未来の米国は「勇敢」「無欲」「平和」「高潔」「博学」の5つの共同体で構成されていた。16歳になると誰もが受ける性格診断の結果で、人々は帰属する共同体が決められ、その中で一生を送らなければならない。だが、どの共同体にも属さない「異端者」と診断された少女ベアトリス(シャイリーン・ウッドリー)は、政府の抹殺対象であることを知り…。

 全米で大ヒットしたベロニカ・ロスの近未来SFを映画化した「ダイバージェント」。SANKEI EXPRESSのメール取材に応じた米国のニール・バーガー監督=写真右=は、格闘シーンをよりリアルに見せようと、「メーンキャストをブートキャンプに参加させ、射撃、ナイフ投げ、素手による殴り合いの訓練を徹底的に積ませたんだ」と撮影への意気込みを語った。

 実際、アウトドア派を自認するシャイリーンは運動神経が抜群によく、練習を楽しんでいたそうだ。「彼女が実際に走っている列車に飛び乗るシーンは一番緊張したね。ひどい転び方をしたときは、これまでかと思ったよ」。薄暗く、厳しい寒さの中、観覧車で撮影した格闘シーンでは、地上約30メートルの狭い足場に共演のテオ・ジェームズ(29)と10時間もくぎ付けになったが、あっけらかんとこなしてしまった。

 バーガー監督が本作の性格診断を受けたら…。答えは「ダイバージェント(異端者)」。「映画作家として、あらゆることに意識を向けているし、どの問題に対しても全方位からの検討を求められる。一面的ではいられないよ」。7月11日、全国公開。(高橋天地(たかくに)/SANKEI EXPRESS

ランキング