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【サッカー日本代表】日本、攻めて3発 エース香川 復調 コスタリカ戦、W杯へ弾み

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【サッカー日本代表】日本、攻めて3発 エース香川 復調 コスタリカ戦、W杯へ弾み

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同点のシュートを放つ遠藤保仁=2014年6月2日、米フロリダ州タンパ(共同)  サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会に臨む日本代表は6月2日、米フロリダ州タンパでの強化試合でW杯出場国のコスタリカと対戦した。前半に守備の乱れから先制されたが、後半に遠藤(G大阪)、香川(マンチェスター・ユナイテッド)、柿谷(C大阪)の3発で畳みかけ、3-1の逆転勝ち。背番号10を背負うエース、香川は全得点にからむ活躍で、本番に弾みを付けた。

 先制弾献上も引かず

 中米の試合巧者を相手に、1点を先制されてもおじけづかず、攻撃的な姿勢を崩さなかった。「力のある国に1点は取られても仕方ない。1点取られても、2点以上取って勝つメンタリティーが大切だ」と説くザッケローニ監督の期待に応える鮮やかな逆転勝ちだった。

 国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは日本の47位に対し、コスタリカは34位。

 「しっかりリズムを作って早い段階で追いつこうと思った」と、後半15分に同点弾を決めた遠藤。後半31分からの短い出場で終了間際にダメ押しの3点目を決めた柿谷は「残り少ないといっても十分な時間。ワンチャンスあればしっかり決めようと思っていた」と頼もしかった。

 「動きに質が出ている」

 最大の収穫は、今季プロ入り初の無得点に終わり、不遇のシーズンを過ごした香川の復調だ。後半35分、柿谷とのワンツーで抜け出すと、難しい体勢から巧みに右足で流し込んだ。遠藤、柿谷のゴールも起点になったのは香川。“日本の形”を作り、「流れの中から取れたのは大きい」とうなずいた。

 直前の国内合宿で「やり過ぎと思うほど」に体をいじめ抜いた疲労が抜け、「動きに質が出ている」という。それでも、「まだ危機感の方が強い。満足せずに準備する」と、さらなるギアアップを誓った。(SANKEI EXPRESS

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