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女子力が上がるライブパーティー JASMINE

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女子力が上がるライブパーティー JASMINE

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日本人離れした歌唱力に加え、オシャレなセンスやユーモアのあるトークでもファンをひきつけるJASMINE(提供写真)  JASMINEが全国各地を回っているライブパーティー“Jas Vegas”の評判が良い。

 「これをマンスリーとして始める前は充電のためにライブをお休みしていて、ファンとの距離が離れていたと感じていたんです。なので、距離を縮めるためにエンターテインメント性の強いことをやりたいと思ったんです」

 自らプロデュースし、MCの台本も作成。歌に音楽、ダンスや映像はもちろん、ちょっと笑える即興芝居のようなコーナーや、EDMのダンスナンバーをメドレーで展開する「JACKPOT」のコーナーも人気だ。

 ファンと一体感

 「ジェットコースターに乗っているような気持ちになれるパーティーにしたかった。昇っていく時はアッパーのノレる曲で、燃料切れの設定では赤色灯を回して危機感を募らせる遊び心を加え、最後にはメッセージ性のある歌でみんなを日常に送り出すようにしています」

 デビュー当時、胸の奥に抱えた誰にも言えないような痛みを赤裸々に歌い、若者の気持ちを代弁するR&Bシンガーとして人気を集めていた。しかし、「どんなに歌ってもファンとの間に壁があると感じていて、一緒につながっている感じになれなかったんですよね」と話す。

 大好きなリアーナやスクリレックスを通してEDMに興味を持ち、「ジャンルが変わると、こんなに観客のスタンスが変わるんだ」と思い、自分なりのダンスミュージック「High Flying」を発表。そこから自身も変わった。

 「前はマイナスなことはそのままにして、マイナスな言い方をしていたけど、前向きの曲を書いていくと、自然とプラス思考になりました」

 楽しいだけでなく、ジェットコースターの中に一日の浮き沈みや人生の波も表現しながら、光(希望)へ向かっていくというコンセプトも良いのだろう。

 「普通のコンサートの時よりも明らかに距離感は縮まってますね。照れながらだけど一緒に動いて笑顔になってくれるのがうれしいし、クラッカーを配ったら想像以上に喜んでくれる。私自身、MCの苦手意識も克服しながら、自分の限界にどんどん挑戦していきたいです」

 “みんなをハッピーにしたい”と使命感に燃えるJASMINE。今後は会場に来ただけで女子力が上がるメークやネイルのブースも設置したいそう。(音楽ジャーナリスト 伊藤なつみ/SANKEI EXPRESS

 ■ジャスミン 1989年、東京生まれ。13歳の時に米軍横田基地で偶然ゴスペルクワイアのライブを見て感動し、すぐに入門。15歳の時にそのクワイアでアメリカ遠征に参加するほどに上達した。2009年6月、感情をぶつけた衝撃的な歌詞と圧倒的な歌唱力による「sad to say」でデビュー。同世代の若者を中心にカリスマ的人気を誇る。

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