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枝ものとバラのコントラストを楽しむ バーレスクにも花を
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枝ものとバラのコントラストを楽しむ(Finish!、提供写真)
午年の新年が明け、はや1カ月がたちました。無作為にぼんやり過ごしていると、馬のごとく時間が疾走して、あっという間に1年が過ぎてしまいそうです。
実は2月から、私のエッセー「成熟レッスン」を、米アマゾン傘下の電子書店「Kindle(キンドル)ストア」で配信します。昨年から花の仕事だけでなく、エッセーやコラムなど書く仕事の依頼が増えてきました。もともと書くことが大好きな私。なので、このコラムも毎回ワクワク楽しみながら書かせていただいています。今年はいっそう言葉をつむぐという行為を充実させ、皆さまにお届けできればうれしいです。
さて今回は木瓜(ぼけ)の枝の流れをいかしながら、大輪のバラをポイントとしてあしらったアレンジをご紹介します。
枝ものというと、焼き物の花器を選ばれる方が多いのですが、あえて色ガラスの花器でモダンな趣を出していきます。
2月はまさに木瓜や梅、そして早咲きの桜のケイオウ桜などが出まわり、枝もの好きとしてはたまらない時期です。
木瓜は、平安時代に中国から渡来したバラ科の落葉低木です。果実がウリに似ていることから、木になる瓜(うり)、つまり「木瓜」と表記されるようになったともいわれます。
花は淡い赤色や、鮮やかな紅色、白と赤のまだら模様や、白一色などがあります。梅にも似ていますが、木瓜のほうが花つきがあっさりしているため他の花とも組み合わせやすく、私は木瓜のほうが好きです。一方、魅惑的な香りを楽しみたい、という方には梅のほうがおすすめです。
ところで、群馬県太田市の冠(かんむり)稲荷神社には、推定樹齢およそ400年の木瓜の樹があって、良縁や子宝の伝説があるそうです。木瓜は縁起のよい花材だともいえますね。
さて、今回のアレンジで用意するのは、木瓜の枝1本、バラが3~5本、ツバキの枝が1本。木瓜の枝は、小枝を3本、切り分けて使います。木瓜に限らず枝ものは、水の揚がりを良くして花を長持ちさせるため、活けるときに、根元に切り込みを入れるのがポイントです。
友人の誕生パーティーで拝見したセクシーなバーレスクダンス。映画「バーレスク」の封切り以降、街のダンススタジオでも女子に人気の講座らしい。レザーやボンデージだけでなく、アートフラワーのバラやランの花で作ってみたらどうかしら? 甘く毒のある衣装ができあがるかも。(フラワー・アーティスト 花千代/SANKEI EXPRESS)
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ブログ「花千代のHAPPY FLOWER LIFE」 http://hanachiyo.kireiblog.excite.co.jp/