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聖夜を待ちながら クリスマスリース

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聖夜を待ちながら クリスマスリース

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花や葉で作られた装飾用の輪飾り「クリスマスリース」(Finish!)  【花千代のビューティフル・フラワーズ】

 いよいよ師走! 今年もあっという間に年おさめの月が近づいてきました。ヨーロッパでは、クリスマスイブまでのおよそ4週間を「アドベント」と呼びますが、この時期、クリスマスまでの日々をカウントダウンするための「アドベントカレンダー」を用意する家庭もあります。このカレンダーは、日付が書かれた小さなフタを開けていくと、仕切りの一つ一つにチョコやあめが入っているのが一般的。子供たちは日付が変わると、フタを楽しみにしながら開け、気分を高めながらクリスマスを待ちわびます。

 このカレンダーが家庭の居間にやってくるころ、家々に飾られるのが、花や葉で作られた装飾用の輪飾り「クリスマスリース」です。こちらは私たち日本人にもなじみがありますね。

 魔よけ、豊穣願い…

 クリスマスリースには、さまざまな実や緑が飾られますが、例えばよく使われる柊(ひいらぎ)のトゲトゲとした葉は、キリストのイバラの冠と、その受難を物語っているのだといいます。かわいらしい形でアクセントにもなる松ぼっくりや姫リンゴなども「豊穣(ほうじょう)の実り」を表すモチーフなのだとか。姫リンゴはツリーのオーナメントとしても人気ですね。

 クリスマスリースはこのような意味合いとともに、殺菌作用や抗菌作用がある常緑樹を飾ることで“魔よけ”になるだとか、来年の豊作を願ったりという思いも込められているようです。日本で言う「しめ縄」にも似ていますね。

 色持ちのいい花材で

 今回ご紹介するアレンジは、伝統的な花材であるヒムロ杉、姫リンゴ、松ぼっくりを使ったリースです。

 用意するものは、リースの土台1個、松ぼっくり3~5個、姫リンゴ5~7個、コットンフラワー4~6個、ヒムロ杉5~8本、シルバーモスを適量。それにリボンとワイヤ(20番か22番)も使います。樹脂を使った接着道具「グルーガン」もご用意ください。この花材なら約1カ月間は色が持ちますので、12月初めからクリスマスまで、華やかなままアレンジを飾って楽しむことができます。

 最近は花屋や東急ハンズなどの資材屋でリース作りのキットが手に入ります。ご自宅用のリースを手作りしてみてはいかがでしょうか?

 【今月(11月)の発見!】

 国技館で「和×美」に感動

 先日行われたマックスマーラのコレクション。あの国技館を借り切って最大級のメガショーです。カラフルな来季春夏の洋服の美しさとともに感動したのは、国技館のパースペクティブな和空間。いつかここでフラワーパフォーマンス、なんて実現したら楽しそう♪(フラワー・アーティスト 花千代/SANKEI EXPRESS

 ■はなちよ フラワー・アーティスト。パリでフラワーデザインを学ぶ。帰国後、CMや映画のスタイリング、フラワースクール経営など多岐に活躍。2008年の北海道洞爺湖サミットの公式晩餐会(ばんさんかい)の装花も手がけた。現在、花と家具のコラボレーションなど新境地に挑戦中。HANACHIYO FLOWER DESIGN STUDIO (電)03・5422・7973。ブログ「花千代のHAPPY FLOWER LIFE」 http://hanachiyo.kireiblog.excite.co.jp/

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