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音楽ビジネスにストリーミングの波 CD中心の日本…定額聴き放題は広まるか

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音楽ビジネスにストリーミングの波 CD中心の日本…定額聴き放題は広まるか

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 とはいえ、日本レコード協会によると、2013年のCDなど音楽ソフトの生産額は前年比13.0%減の2704億円で、有料音楽配信も携帯電話の「着メロ」人気が下降するとともに減少し、13年は416億円とピークだった09年の半分以下になるなど、市場全体が縮小しているのが現状だ。

 スポティファイのサービスが日本で始まらないのは「十分な数のアーティストの参加をまだ得られていないためではないか」(大手レコード会社)とされるものの、日本の音楽市場が低迷状態にあるだけに「遅かれ早かれストリーミングが日本も席巻する」(業界関係者)との見方で一致する。

 日本でも独自の配信サービスが既に始まっている。世界19カ国で展開するソニーの「ミュージック・アンリミテッド」は、日本では12年7月からサービスを始めた。30日間当たり980円を払えば洋楽を中心に2000万曲以上が聴き放題となり、好きな曲を無制限に「プレイリスト」として保管できる。

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