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パナソニック、医療向け「4K」タブレット 試作機を公開
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パナソニックが試作した医療現場向けの4K対応タブレット端末=17日、東京都江東区 パナソニックは17日、超高精細技術「4K」に対応したタブレット端末の医療現場向け試作機を公開した。2013年度中に発売予定の20型のタブレットに、電子カルテのソフトと、レントゲン写真などの画像システムを搭載した。
これまで電子カルテやレントゲン写真をみるには、1台数百万円もするパソコンやディスプレーをそれぞれそろえる必要があった。試作したタブレットは1台にすべて集約でき、医療機関にとっては省スペースとコスト削減が期待できる。
壁にかけたり、机の上に置いて、ペンや指を使って画像を拡大したり、画面上にメモを書き込みながら、患者に手術の方法などを説明することもできる。同社はベッド数19床以下のクリニックや、新規開業医を中心に売り込む計画だ。
4Kは現行のフルハイビジョン(HD)の約4倍の画素数を示す。大画面でも高精細な画質を保つことができるため、同社は医療現場での展開に活路を求める。