「トランプ相場」どこまで続く 円安・株高一段と進む (3/3ページ)

 三井住友アセットマネジメントの市川雅浩氏は「最近の株高基調は期待先行の動きで、持続性にはやや疑問符がつく」とみる。米大統領選後は、隣国のメキシコだけでなく、ブラジルや南アフリカなどでも通貨が大幅下落した。14日のアジア株式市場も、日本や中国を除けば下げが目立った。市川氏は「新興国の通貨安や株安が止まらなければリスク回避の円高に傾き、日本株にもブレーキがかかりかねない」と指摘した。