米連邦準備制度理事会(FRB)のベン・バーナンキ前議長は23日までに、日銀が決めた新たな金融政策の枠組みについて、中央銀行が国債を直接引き受けることなどで政府が財政支出を拡大する「ヘリコプターマネー」(ヘリマネ)との共通性を指摘した。
バーナンキ氏が自身のブログに記した。
バーナンキ氏は日銀の新政策に関し、期間10年の長期金利を0%程度に誘導する目標が「最も驚き、興味深い点だ」と言及。ヘリマネと比較して「政府の借入金利を0%に維持する政策には、その要素があるとみられる」として共通性があるとの認識を示した。
その上で「もしも日銀が期間のとても長い日本国債に目標を設定するようになれば、類似性はより明白になるだろう」との考えを示した。(共同)