16日午前の国債市場で、長期金利の指標である新発10年債(343回債、表面利率0・1%)の利回りが一時、前日終値より0・015%低いマイナス0・210%となり、過去最低を更新した。朝方のマイナス0・205%からさらに利回りを下げた。過去最低の更新は5営業日連続。
米国の今後の利上げペースが従来の想定よりも緩やかになるとの見方が広がって米国債価格が上昇したことを受け、日本国債は買いが先行して利回りのマイナス幅が拡大した。
大阪取引所10年国債先物の中心限月である9月きりは09銭高の152円81銭。