「セックスレス=夫婦の危機」という風潮 欧州100回、日本45回… (1/3ページ)

2016.6.4 17:13

地下鉄の駅で熱いキスを交わすカップル(ロイター)

地下鉄の駅で熱いキスを交わすカップル(ロイター)【拡大】

【オトナの外来】

 中高年に限らず、日本の夫婦は性生活で悩んでいるらしい? どうも欧米の影響を受けて「性生活がない=夫婦生活の破たん」と考えている風潮がある。この風潮を受けてマスコミでも「セックスレス=夫婦の危機」的な報道が多い。

 もっともその番組を作っているマスコミ関係者自身も「我が家も数年前から全くない」なんて話は多い。そんなスタッフが作る番組には少し無理があるような気がする。

 私もバイアグラが発売された当初は「日本人の性生活を充実させよう!」的なキャンペーンに乗ってしまったが、それは正しいことだったのだろうか? あまりにも欧米のスタンダードを無節操に受け入れてしまったのかもしれない。

 いつも取りあげられる有名なデータは性生活の国際比較である。

 2005年の避妊具の大手メーカーDurex社の調査ではギリシャ人の性生活の回数が1位で年間138回、続いてフランスなどの欧州が概ね年間100回くらいである。アジアは総じて少なく、年間80回ぐらいであるが、中でも少ないのが日本の45回である。実はもっと少なく、25回ほどという日本の調査もある。

同様に性生活の満足度も低いようだ

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