遠藤利明五輪相は8日午前の記者会見で、2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアムとなる新国立競技場で聖火台の設置場所が決まっていなかった問題を受け、同日付で自らを議長とする検討ワーキングチームを発足させたことを明らかにした。遠藤氏は「聖火台の設置は(競技場の)中か外か、点火を中でするか外でするかといった基本的な考えを整理する」と述べた。
検討ワーキングチームは国や東京都、大会の組織委員会などの関係者で構成。初会合は11日で、4月下旬に取りまとめる。遠藤氏は「聖火台の具体的な設置場所や点火の仕方はセレモニーの中心で、サプライズ性も必要だ。セレモニー全体の中で考えねばならない」と述べ、あくまでも基本的な考えの取りまとめにとどまることを強調した。