「外資」狙い撃ち…新たな中国リスクか 巨額罰金、米国訴訟とよい勝負 (2/4ページ)

2014.10.2 13:00

 立件された贈賄の総額も罰金と同じ「30億元(約537億円)」。賄賂を倍取りされたに等しい。

 贈賄が不正行為であることは当然としても、中国での医薬品調達をめぐる不透明さや、医師の低い給与額と高い実収入の差は、これまで中国国内でも問題視されてきた。

 米紙ニューヨーク・タイムズは、GSKが贈賄ルートに利用した旅行代理店は、他の外国製薬会社も頻繁に利用していたと報じている。

 このため、GSKが中国当局の「狙い撃ち」に遭ったとの声は当初から出ていた。

 外資に限らず、中国の製薬会社も自社製品を患者に処方した医師への「キックバック」などが指摘されていることをみれば、是正すべきは医療分野を覆う不透明な商慣行そのものに違いない。

研究開発費や知的財産権の保護をめぐる中国の問題はここでは避けるが…

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