インドの自動車産業は、2026年には現在の約5倍に相当する3000億ドル(約32兆8170億円)規模に達するとの調査報告を、地場コンサルティング会社ICRAマネジメント・コンサルティング・サービシズがまとめた。
現地紙エコノミック・タイムズなどによると、二輪車などを含む自動車全体の販売台数は26年には現在の3倍以上となる7580万台に達すると同報告は予測している。国内総生産(GDP)の13%に相当し、1億人の雇用を生み出し、800億ドル以上の投資を呼び込むとの見通しだ。
今後、同国ではコンパクト車の需要増加が見込まれていることなどから、向こう10年で同国の自動車市場は世界トップ3に入ると同報告はみている。
同国政府は現在、製造業の振興を図るなか、16~26年の第2次自動車産業発展10カ年計画を策定するなど同産業の拡大に注力する。同計画の詳細は来年半ばに明らかになる見通しだ。